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防火診断などです。多くの市民に防火・防災を呼び掛け、外国人向けリーフレット等の配布も行っております。
五 初期消火技術競技大会の開催
市内の事務所の自衛消防隊や婦人防火クラブを対象として、消火器の部(女子)、屋内消火栓の部(男子、女子)の競技会を開催しております。各消防署の予選を突破した三〇チームにより、高レベルの初期消火技術の競技会が展開され、自衛消防組織の確実な充実・強化の手応えを感じております。

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六 市民に線しまれる広報
(一)名画による広報
火災予防運動の啓発として、年二回広報幕(三・六m×二・七m)に署員が名画を描き、市内三か所に掲出し、火災予防を呼び掛けています。最近は風物詩となり、市民から作品の問い合わせがあるほどです。
(二)消防レンジャードリル隊
昭和五六年九月にカラーガード形式のドリルチームを編成しました。隊員は専属隊員ではなく、各消防署に勤務する精鋭の隊員で構成されております。その活動は、消坊の諸式典や火災予防広報、市の行うイベント等年間一〇回以上の演技を実施し、演技を通じ防火広報を行っています。
(三)消防団音楽隊
消防団の活性化の一施策として、女性消防団員を導入し、消防団の存在を広く市民に理解してもらい、消防団による広報を充実させるために平成三年五月に消防団音楽隊を発足しました。活動は消防の行う諸行事や市の関連イベントに限定して行っております。演奏を通じて市民に防火思想の普及と消防団の広報を図っています。
おわりに
以上のように年間を通してコンスタントに火災予防広報を実施しておりますが、この効

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果はなかなか目で見えるものではなく、エンドラインが見えない業務です。これからも根気よく時代性を勘案しながら事業を継続し、市民と一体となって、積極的に火災予防広報事業を推進し、「安全で安心して暮らせるまちづくり」を創造したいと思います。
(丸茂勝美)

 

 

 

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